12月23日 静岡県富士宮市に開館した静岡県富士山世界遺産センターのスロープ映像を制作しました。
この建物は建築家坂茂さんの設計で中央の展示棟は富士ヒノキを使用した木格子で覆われた逆円すい形で逆さ富士の形になっています。オープン前に映像の調整の為に現地に行ってきましたが、建物単体ではなく富士山本宮浅間大社や富士山など周りの景色との調和も素晴らしく建築家という仕事の凄さを感じました。建築物で感動したのははじめてかもしれません。


私が行った時はまだ建物の周りに水が張られていなかったのですが、建物が水面に反射します。ここら辺の施工の苦労とかもお聞きしたのですが、相当大変な工事だったそうです。

その内側はらせんスロープになっていて、1階から屋上テラスまで続いており、スロープ壁面に投影される富士登山道の風景を楽しみながら富士登山を疑似体験できます。このスロープの映像を担当させていただきました。

プロジェクター8台分の超横長映像(16K)をはじめとした今まで経験したことが無い新しい経験が出来ました。天候を含め色々と勉強出来ました。極寒の富士山頂で3日間野宿したり、風速20メートルの爆風に吹き飛ばされそうになりながら撮影したのは今となってはいい思い出です。
ストープ映像や他の展示を横目に登った先には計算し尽くされたこの景色が。。。

これを見せるが為の形なんだと坂茂先生の設計のすごさにカラダが震えました。写真だけでは迫力や魅力はこれっぽっちも伝わらないので、ぜひ足を運んて体感していただきたいと思います。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です