。 clickすると写真が拡大します。

HAKUBA


 

The day flying fishとは何なのか?

あれもこれも何でも出来るオールラウンドボードしか無い状況に飽々していた。毎年進化進化言ってはいるものの進化か退化かわからない売り文句の為の変化にも飽々していた。僕は「これに乗ればライフスタイルが変わる」と言うものが欲しかったのだ。

すごい勢いで新雪を滑るスキー・スノーボード。その横で僕はスノーバイクを掘り出していた。「苦行」それ以外の言葉が見当たらない。僕の活動のフィールドがパークやカービングからパウダーランを中心としたものに移ってきた。それはスキーヤーやスノーボーダーも辿ってきた極自然な流れ。僕はスキーも乗る。新雪は道具で滑るものだと知っていた。でもスノーバイクには気持ちよく新雪を滑るボードが無い。ならば作ってしまおう。そうして形になったのが"The day flying fish"

-圧倒的な浮力
最大幅320mmのボードは今までの一般的なスノーバイクのボードの1.4倍の面積。圧倒的な浮力で新雪でも沈みません。

-ロッカー構造
スノーバイク初のロッカー構造を採用。トップのベンド(反り上がり)は80mm。雪をかきわけ雪面に浮上します。テールのユルいベンドはエッジの引っ掛かりを軽減しスムーズなターンを描くことができます。

-独自のシェイプ
サイドカーブの無い独特なシェイプは横滑りやトラバース性を高めます。またフロントボード後端を長く取ることによりスノーバイク特有のカウンターがあたる現象を軽減します。この独自シェイプのおかげで狙ったラインに確実に斬りこむことができます。

-独特なテールデザイン
フライングフィッシュのテールはピンテールのコントロール性とスワローテールの織り成す美しいパウダースプレーの両方を手にいれました。

-スノーモト・スノースクートに対応
マルチインサートホールを採用。スノーモト・スノースクートどちらにも取り付けられます。


作者近影:お腹の具合が似ているのは気のせいだと思います

TaQ "Anthony" Inoue スノーバイクライダー・フィルマー
北アルプスの麓、長野県安曇野市にてスノーバイクの設計や映像・写真などを中心にクリエイティブ活動をおこなっている。スノースクートアンダーグラウンドというサイトをかれこれ十数年続けている。
代表作EVERSUMMERシリーズ
ウェブサイト:
SNOWSCOOT UNDERGROUND
e-mail:happydayz.taq@gmail.com
Twitter: happydayz_taq
Facebook:TaQ Inoue